どうも、ANAマイルクリエイター&マイルゴルファーのKohey(@Drive55Kohey)です。
ANAマイルを貯める専門家です。
前回の記事、カメラマンとしてのオリジナルサインの作り方、自分の作品に価値をプラスすべしでオリジナルサインの作成方法を紹介しました。
今回は出来上がったオリジナルサインを自分が撮った写真に入れる方法を紹介します。
『ちなみに今回は、AdobeのPhotoshopとLightroom Classicという有料(月額980円)のツールを使います。』
AdobeのLightroom Classicは、写真撮影後の後処理(ファイル管理、RAW現像、データ書き出し)を行うツールとしてオススメです!
『まだ持ってない人は、まずは体験版を使ってみてや。』
Adobe PhotoshopとLightroom Classicの体験版ダウンロードは、こちら
手順としては、
- 作成したサインの画像データ(JPG形式)をPhotoshopで(PNG形式)に変換する
- Lightroom Classicのなかで、サインの位置などを調整する
- サイン付きの画像データをファイル出力する
一度、作ってしまえば簡単に他の写真に流用することができます。
『オリジナルサインがなくても、Lightroom Classicだけでテキストを入れることはできます。』
目次
写真に入っているオリジナルサインをウォーターマークという
まず、最初にサイン、サインと言っていますが、上の写真の右下に入っている正式名称は、ウォーターマークといいます。
本来は「透かし」という意味合いなんですが、著作権表示のために静止画像や動画に写し込まれる小さな図や文字を指すことです。
『サインじゃなくても、©️(コピーライト)のマークやったりします。』
『テレビ見てたら画面の右上なんかにテレビ局のロゴが入ってたりするよな。』
前置きはこの辺にして、それでは実際の作業を進めます。
Adobe PhotoshopでオリジナルサインをPNG形式に変換
画像を入れずに、文字だけ入れる場合はPhotoshopでの作業は必要ありません。
次のLightroom Classicの作業に進んでください。
署名ドットコムでオリジナルサインをお願いすると、背景が白色のJPG形式のファイルとして納品されます。
このまま、Lightroomで透かしの設定をしてしまうと上の写真のように背景が白色のまま残ってしまいます。
『この状態だとカッコよくないので、白色の背景を透明にする作業を行います。』
『文字の色も黒から白に変えてまうで。』
オリジナルサインをAdobe Photoshopで起動
1.JPG形式のオリジナルサインのファイル名のところからPhotoshopを起動します。
Photoshopを起動すると、オリジナルサインが白色の背景で開きます。
2.背景からレイヤーに変更
画面右下に「レイヤーパネル」があります。この中に「背景」レイヤーがあるので、その上で右クリックを行います。
メニューの一番上に、「背景からレイヤーへ」があるのでクリックします。
「新規レイヤー」のウィンドウが出てきますので、ここの設定は特に変更せずそのままOKをクリックします。
次のように「背景」が「レイヤー0」になっていることを確認してください。
3.自動選択ツールで白色の箇所を選択
「背景」を「レイヤー0」に変更できたら白色の箇所を自動選択ツールを使って消していきます。
自動選択ツールは、画面の左側にある魔法のステッキみたいなアイコンです。
アイコンをクリックして白色の部分をどこでもいいのでクリックすると、点線で選択されているのがわかると思います。
この画像でもわかりづらいですが、確かに点線がうっすらみえます。
その状態で、キーボードのDeleteボタンを押してください。
白色の選択したところが網目模様になりました。
これで背景が透明になりましたが、まだ一部分に白い所が残っているので同じ方法で消していきます。
最後に上のメニューから「ファイル」→「書き出し」→「PNGとしてクイック書き出し」でPNG形式としてファイルを保存します。
これで、背景が透明になったオリジナルサインが完成です。
『文字を白色にしたオリジナルサインも用意したら使い回し聞くで。』
4.文字を白色に変更
魔法ステッキのアイコン自動選択ツールでサインを選択し、メニューから「編集」→「塗りつぶし」を選択します。
「塗りつぶし」を選択すると、小さなウインドウが出てくるので「内容」をホワイトに変更してOKボタンをクリックします。
このときに白色以外の任意の色に変更することも可能です。
さっきと同じように、「ファイル」→「書き出し」→「PNGとしてクイック書き出し」でPNG形式としてファイルを保存します。
以上でPhotoshopでの作業は終了です。
次に、Lightroom Classicで今作ったファイルを写真に挿入する作業です。
Adobe Lightroom Classicで画像にPNG形式のサインを挿入する
最初の方でもこちらの画像が出てきましたが、Lightroom Classicでサインを挿入し終えたのが上の画像です。
AdobeのLightroom Classicの詳細は使い方は、今回は省略しますがLightroom Classicは撮影した写真を色、トリミングなどの補正をしてくれるツールです。
Photoshopでも補正、修正を行えますが、Lightroom Classicの方が簡単に作業できます。
Adobe Lightroom Classicでサインを挿入する
Lightroom Classicをインストールしたあと、起動をします。
初めて起動した場合は、写真を何も読み込んでいないため上の画面のようになっていると思います。
1.Lightroom Classicに撮影した写真を読み込こませる
Lightroom Classicにデジカメで撮影した画像ファイルを読み込ませますので、画面左下の「読み込み」ボタンをクリックします。
『画面真ん中上がライブラリモジュールになっていないと読み込みボタンは出てきません。』
撮影したSDカードなどのメディアやパソコンに保存済みの画像を、選択されているのを確認して再度「読み込み」ボタンをクリックします。
2.読み込んだ画像を「現像モジュール」で色補正を行う(スキップ可)
Lightroom Classicで撮影データを読み込むと、ライブラリモジュールに撮影した画像が一覧で表示されます。
(今回は、紹介用というということで1枚のみ読み込んでいます。)
次にライブラリモジュールの横に「現像」があるのでこちらをクリックします。
現像モジュールをクリックすると、選択している写真が大きく画面に表示され左右のメニューも変わっているのが確認できると思います。
ここで撮影した画像を明るくしたり、コントラストを編集したりします。
『とりあえず、チョチョっと修正です。』
3.ようやくオリジナルサインを挿入
色補正を完成させると、次にファイルの書き出しを行います。
合わせて、SNSにアップする用に画像サイズを修正したりもします。
まず、ライブラリモジュールで作業します。
画面左下にある「書き出し」をクリックします。
書き出しをクリックすると、次のようなウィンドウが出てきます。
書き出したファイルの保存場所、ファイルの名前、ファイル形式などの設定を行えます。
そして、「透かし」があるのでこちらを選択します。
「透かし」にチェックマークが入っているか確認し、となりのサンプルをクリックしてください。
メニューがいくつか出てきますが、「透かしの編集」を選択します。
透かしの編集を選択すると、さらに別ウィンドウが立ち上がります。
ここからオリジナルサインやロゴなどを入れたい場合とテキストを入れたい場合で操作が変わってきます。
3-1.オリジナルサインなどの画像ファイルを透かし部分に入れたい場合
透かしのスタイルを「グラフィック」に変更します。
「画像オプション」でPhotoshopを使って背景を透明にしたオリジナルサインを選択します。
そして「透かしの効果」で必要な設定を加えます。
- 「不透明度」・・・0%に向かうほどサインやロゴが写真に対して透明になっていきます。
- 「サイズ」・・・どのぐらいの大きさでサインやロゴを入れるか決めます。
- 「挿入位置」・・・サインやロゴを挿入する位置を任意の位置に移動できます。
- 「基準位置」・・・サインやロゴを挿入する位置を写真の右下や左下などに設定することができます。
全ての設定を決めたあとは、この情報をプリセットとして保存します。
*今回は見えやすいようにサインを大きくしています。
左上の「サンプル」をクリックして「現在の設定を新規プリセットとして保存」をクリックして名前を付けて保存します。
『サインやロゴを右下に入れる場合、左下に入れる場合なんかでプリセットを複数準備しておいたら便利やで。』
3-2.テキストで透かしを入れたい場合
テキストのみを入力し、「透かし」として設定することも可能です。
透かしのスタイル「テキスト」を選択します。
左下のテキストボックスに、入れたいテキストを打ち込みます。
そして「透かしの効果」で必要な設定を加えます。
- 「不透明度」・・・0%に向かうほどサインやロゴが写真に対して透明になっていきます。
- 「サイズ」・・・どのぐらいの大きさでサインやロゴを入れるか決めます。
- 「挿入位置」・・・サインやロゴを挿入する位置を任意の位置に移動できます。
- 「基準位置」・・・サインやロゴを挿入する位置を写真の右下や左下などに設定することができます。
4.透かしを入力し、書き出しボタンでファイルを出力する
以上で、撮影した画像にオリジナルサイン、ロゴ、テキストを入れる作業は終了です。
完成したサイン入り、テキスト入りの写真はこちら
まとめ
①Photoshopを使って、オリジナルサインやロゴを背景が透明なPNG形式で保存する
②Lightrooom Classiceで色補正や修正を行い、PNG形式のロゴやサインを挿入する
③Lightroom ClassicからJPG形式などで書き出しを行う